TL;DR
・キーマップを決めて作る
・こまめに動作確認
・TRSケーブルは思いっきり挿す
はじめに
ずっと1000円ぐらいの安物キーボードを使っていて,そろそろHHKBやREALFORCE買うかと思っていたところ友人に自作キーボードを勧められました. その友人が2台目を作るということで,じゃあ一緒に作るかということになり,ゆかりキーボードファクトリー さんのMint60に挑戦しました.
今回は作っていて自分が難しかったところを書いていきたいと思います.
ちなみに自分は,スターターセット(マットクリア,静音赤軸,ABS Cubic Miami Blue)を購入しました.
組み立て
公式の組み立て手順や,先駆者のブログを確認しながら組み立てました.
道具を借りての人生初はんだでしたが,Mint60組み立て経験者と一緒に作ったので安心して進めることができました.
キースイッチの取り付けの際,キーを押し込みながら,はんだ付けしないとプレートから浮いてしまうので気を付けてください. 自分のは結構浮いてしまって,キーによって微妙に高さがずれてしまったので......
問題発生
全てのキースイッチをはんだ付けしたところで,確認のために,PCに接続したら全てのキーが問題なく動いていたので,完成した!と思って安堵していたら,TRSケーブルを接続したところ反応がなくなってしまい,めちゃくちゃ焦りました. 友人のMint60も似たような症状がでていたのですが,知り合いのはファームウェアの書き換えをしたりしているうちに直りました.
最初ははんだミスったのかとか,ファームウェアに何か問題があるのかとか考えてました.
4日間原因を探っていたところ,TRSケーブルを挿した状態でTRRSコネクタをテスターで導通チェックしているときに,導通しないはずの所が導通しているのに気づきました. もしかしてTRSケーブルが奥まで挿さってないんでは?と思い,結構力入れて挿してもやっぱり挿さらないので,そんなわけないよなって思ったんですが,ネットに上がってる写真を見たり,友人のMint60の写真を見るとやっぱり挿さってる......
もうこれで(TRRSコネクタが)終わってもいい...だからありったけを... と思いながら思いっきり挿したら挿さりました.
今までの苦労は何だったのか...... と思いましたが,テスターの使い方や,コネクタについてちょっと知ることができたので結果オーライだと思うことにしました.
もっと早く問題に気付くためには,やはり製作中にこまめに動作確認する必要があります. キースイッチを付けたあとはもちろんですが,TRRSコネクタとProMicroを付けたら1回USBケーブルとTRSケーブルに繋いでみた方が安心でしょう.
また,テスターを持っているのであれば,できるだけパーツ全てを導通チェックしてみるとより安心です. Mint60ではないですが,この記事に自作キーボードの導通チェックはこの記事を参考にしました.
完成後に思ったこと
スターターセットには購入したキースイッチの他におまけで別の種類のキースイッチが一つづつ付いています. せっかくなのでこれを使って,バックスペースはミスって押さないように静音黒軸にしようとか,エンターは達成感を感じるように青軸にしようと何箇所か静音赤軸から変えてみました.
しかし,最初にキーマップをちゃんと決めずに,初期のキーマップの内容でキースイッチを付けてしまったため,キーマップを変えてから思ってたのと違うって箇所が出ちゃいました.
他にもやっぱり,スペースの位置変えた方が良かったとか後から思っても,変更するのは大変なので,最初にこれだっていうキーマップを決めておいてから作り始めた方がいいと思います.
今後
キーマップの改善とパームレストの自作,キーキャップの交換,キーボードケースの作成をしたいですね.
今までフルサイズのキーボードを使ってて,60%のキーマップに慣れてないので,慣らしつつ効率の良いキーマップを作っていけたらと思います.
パームレストについては,何も考えてなくて用意してなかったので,現在は代替案といて小説を置いています. 正直ジャストフィットしててもうこれでいいじゃんって思ってるんですが,さすがに見栄えが悪いのでなんとかしたいと思っています.
キーキャップについては,一部のキーがキーマップにあってなかったり,角度があってなかったりするので,どうにかしたいと思っています.
できればケースをCADとかで作って3Dプリンタで印刷とか......夢が広がリング!
後,TRSケーブルが挿さるようになるまで,左右のキーボードを別々にUSBで繋いで使ってたんですが,それについても記事をかけたらと思います.